日常の身の回りの品々にも装飾や変化を加え、生活を楽しむ工夫をしているのが伝わって来る。

微笑んでいたり、一寸寂しそうだったり、眠そうなのも、畏まったのも実に豊かな表情で見飽きることがない。

玄関ドアを入ってから受付に行くまでの興味深い展示に一つずつ反応しお喋りし中々進まないが、本当に楽しくわくわくした。

 　　　何これ？　巨大な仮面。　お次は世界各地の祭事用の被り物…似ているようでもあるがどれもこれも個性的。

トーテムポールに誘われて入った国立民族学博物館(通称｢民博｣)は厳めしい名前とは異なり、歩いて世界一周できるワンダーランドでした。 

カナダ在住の先住民の方々が彫ったトーテム ポール。部族の神話的な起源を縁のある動物などで表す柱で門前や墓前に立てるそうです。古い方は大阪万博開催時のもので年期が入っています。

真冬に咲く特別な花かと思いきや、球根を冷蔵保存しておき自然の状態に戻すことで冬場に開花、しかも長持ちするのがアイスチューリップだそうです。太陽の塔の広場に咲いていました。

間近に見上げると本当に大きい。そして裏側に回ると黒い太陽が背中一杯に刺青のように入っていて驚かされる。正に陰と陽だ。

モノレールの万博記念公園駅を降りて歩き始め、太陽の塔が出迎えてくれているのを目にすると人々は皆、笑顔になるようだ。一歩一歩近づき正面に来ると思わず｢今日は｣と挨拶を交わす。

夕暮れ時と夜間照明を受けての天守閣。日暮れに鴉の群れが天守閣近くを旋回し、塒にしているかの印象を受けた。

大阪に滞在しお城の周りを散策した。石垣の下方の色が白々と上部とは明らかに異なり水位が随分下がっていることに気付いた。大勢に影響はないのかもしれないが、満々と湛えていて欲しい。